2024/08/24
久しぶりに怒りや使命感の衝動で全身の血脈と身体が勝手に動きだし、気づけば形になっていた。それは全国各地から伝統的な漬物が無くなってしまうことに対する悲しみにも似た感情からです。 2024年6月の法改正により、漬物の製造が許可制となりこれまで産直市に並んでいた地域の各家庭で継承されてきた漬物の販売が出来なりました。...
2023/08/04
二代目の玉子焼き ¥200 6月より店頭にて無人販売開始しました。 今回販売に至るまでには少しストーリーがあります。 元々、お店で出る魚の骨や内臓、野菜くず、食べ残しといった通常生ゴミとして廃棄されるものを大きな圧力鍋に入れ、 炭火や薪火の残り火で加熱。地元の平飼い養鶏農家さんに 飼料としてお渡しし、その飼料を食べた鶏が産んだ有精卵を...
2023/07/05
二代目も今年の4月から中学生となり、お弁当生活が始まった事で私も毎朝5時起きの弁当&朝食作り生活が始まり三か月が経ちました。 容量や制限時間が決められ、旬の地小魚・地野菜を主とした飽きのこない健康的な献立が求められる毎朝の時間の中、非言語である料理に愛情や祈り、様々な想いを込めて作ります。...
2023/04/04
私共は尾道で300年継承される鯛の浜焼きを尾道独自の炭火竈焼製法で継承する唯一の竈元です。 鯛・塩・炭・人 全て尾道産。 満月大潮の海水を毎月1000ℓ汲み上げる所から自社製塩所にて天日塩を作り、毎朝 朝締め(刺身用)の尾道産天然真鯛のみを自らの眼で直接撰び、その日のうちに鯛を尾道里山の間伐材で造られた炭火で焼き上げるまで。...
2023/01/06
今年は開店10年、創業15年、自身も40歳にあたります。 まだ終わりの見えないコロナ禍の三年間。人の心理や感情が様々に揺れ動く中、今まで以上にあらゆる問いを自らが投げかけられた日々でした。 『外食産業が示す未来はどういった姿か?』 『長期的・真の意味で、人の役に立つ・世の中を良くするレストランや食とはどういった姿か?』...
2022/07/04
今年の1月に完成した製塩所『天空の塩パピタ』での製塩が順調で、一般販売も出来るくらいの製塩量の見通しが立ったので、7月よりの店内や店頭無人販売、当ウェブサイトからのオンライン注文も開始しました。...
2022/05/22
本年建設した完全天日製塩所『天空の塩パピタ』での製塩量が想像をはるかに超え順調に進んでおりますので5月より手土産・自宅用の鯛の浜焼きに使用する塩も全量『天空の塩パピタ』に切り替えました。 ガンディーが行った塩の行進から90年余り。 日本では海外の塩をはじめとしたあらゆるものが安価かつ大量に手に入るようになりました。...
2022/04/10
私が採掘した地元の山土と田土を練り込んだ製塩土器が遂に100枚完成し、いよいよ製塩最盛期を迎えます。 製塩土器を煩悩の数108枚(鯛の浜焼き専用)・耐熱ガラス皿300枚(店内料理用)の中に海水を満たし、あとは太陽と浜風の力を借りてじっくりと完全天日塩を作っていきます。...
2022/02/06
『備後茶量を継ぎたい。』 物心つきだした頃から現在(11歳)まで…今のところ倅が言ってくれています。 とても嬉しく思う反面、むずがゆくもあるのが正直なところであります。 私が関わる漁師さんやいわゆる職人の世界の友人は幼いころから父と同じ道を歩むと...