
尾道ラーメン
器:黄瀬戸 蓋茶碗 五客揃 江戸時代中期
皆さんお住まいの街にあるご当地グルメ。
その原材料はその土地でとれた物ですか?
私が住む広島県尾道市の代表的なグルメといえば尾道ラーメンですが、残念ながら原材料全て海外や県外産なのが実態です。尾道産の原材料が全く含まれないものの一体何が尾道ラーメンなのか?
尾道ラーメンのみならず、全国各地にある名ばかりの郷土料理、お土産、グルメに対しカウンターカルチャー(アンチテーゼ『怒りや違和感』から原材料も尾道産の尾道ラーメンが新たにメニューインしました🍜
麺は尾道みつぎ町 のぶやす農園さんの無農薬合鴨農法栽培玄米(虹のきらめき)85%と北海道・訓子府町穂波 伊藤秀幸さんの20年以上農薬・無肥料の完全自然農法のじゃがいも澱粉15%で作った備後茶量オリジナルの完全無農薬原材料の玄米めんです。/三原市大和町おこめん工房謹製
出汁はお米を護ってくれた合鴨と尾道産わけぎを稲藁で藁焼きにしたものと走島ちりめん。出汁で直接めんを茹で、合鴨肉三部位(ロース・もも・ササミ)を乗せ、出汁を満たし、付け合せは尾道特産わけぎと山波自家竹林の筍メンマと出汁ガラの走島ちりめん。
『御主人お薦めの尾道ラーメンはどこですか?』
全国から訪れるお客さんによく伺われる質問になんとも言えない感情を抱いていましたが、それを吹き飛ばす仕上がりとなりました。
構想から完成までとても長い時間が掛かりました。今後は全てのお客様に提供させて頂きながらマイナーチェンジやクオリティを上げて参ります。
食料&エネルギー自給率(戦前は食料120%.エネルギー80%)は戦後ただでさえ下降の一途を辿る中、自国の米ですら今秋以降価格は収まるどころか広島県内の田植えすら始まっていない農家さんには既に買付け業者が廻っています。
米に限らず今後は国内水産資源など様々な食材はもちろん、海外産の希少食材も買い負けする未来はそう遠くはありません。
身近にある土着の文化や食材を見直し磨きあげる。
漁業と農業の一次産業も兼ねながらレストランを営業している瀬戸内 尾道からの雑感です。
そして身や蓋にガンガン石破ぜのある超絶クールな黄瀬戸の蓋茶碗は満を持しての登場です。
この器のようにまだまだ料理を盛るには自分のレベルが達していない特級作品が幾つか眠っています。このような作品が必ず未来の料理に必要になる事は無意識で確信しています。 次は江戸中期 織部洲浜形筒向附です。
