2017/09/03
北大路魯山人氏が日本の藝術全般に遺した多大なる影響。 その凄味の一端がこの器たちからも伝わってきます。 数百年の歴史を閉じた京都の老舗料亭から譲り受けたものや縁あって頂いたものなど。 常に座右に置いて日々、美意識を高めていきたいと思います。 私が料理の世界に入って最も影響を受けた人物であり、...
2017/06/03
三代で追い求める『中村の緋』 観音土を使用した本物の『備前焼』 陶陽さん、道明さんから中村家が 受け継いだ備前焼の心と技術。 全ての集約が和樹さんの作品となり 作品を通して備前焼の魅力を改めて 世界に発信することになるでしょう。 当店でもこの夏から使用する鮎皿を オーダーして使用しておりますが、 和樹さんの作品は本当に純朴で...
2016/08/08
当店カウンター席用にオーダーしていた 備後が誇る日本一の畳表である備後表と高麗縁で仕立てた畳が完成しました。 お客様との三時間弱の僅かな時間ですが、料理を通して日本の素晴らしい文化を 五感で感じて戴きたい想いから、カウンター席では備後表の心地よい風合いをお愉しみ戴けます。
2016/07/09
料理を引き立てるお酒を愉しむのに重要なのが、酒器です。 当店のコレクションの中から一部をご紹介します。
2016/05/10
お二方ともに人間国宝である井上萬二さんの白磁線 小鉢と、前大峰さんの寶相華唐草模様膳です。 圧倒的な迫力で語りかけてくる凄みのある作品に出会える事も、この仕事の醍醐味であります。 自然を敬い、シンプルな美しい姿は私の目指す料理でもあります。
2016/04/27
先日、隣町 三原市で活動されている陶芸家さん、漆芸家さん、そして いつもお世話になっている有機農家さんの所へ同業の友人と行って来ました。 古式の穴窯を築き、三度、四度焼きを行い 呼び釉など一切せず、自然釉がどっぷり掛かった古伊賀の美しさを追い求める陶芸家 片山雅昭さん。 1350度を超える炎で焼き締められた土鍋、焙烙鍋、粉引ぐい呑を戴きました。...
2016/03/19
信楽焼 神山清子さんの平向附、六角向附、自然釉徳利です。 信楽のやわらかさ、素朴さ、女性作家さんにしか出せない魅力が詰まった作品たちです。 春の山菜料理を盛りたくなります。
2016/03/15
津軽びいどろ 大川薫さんの徳利と盃、岩田久利さんの盃、壹谷旭さんの盃です。 コース中盤から終盤にかけては、 土ものの徳利とぐい呑で常温〜熱燗の地酒に限りますが、 序盤は色鮮やかなガラスの酒器で呑む冷酒が最高です。
2016/02/04
年末年始にかけて手に入れた骨董の器たちの中でも、 特にお気に入りのものを一部ご紹介します。
2015/10/07
一階カウンター席では、料理、器がより映えるように、 料理ごとにお盆を変えて提供させて頂いております。 そのお盆のほとんどが香川県の讃岐漆芸の品です。 一本の木を手作業で刳り貫いて作られた品々。 この美しさも是非、料理や器と一緒に楽しんでいただけたら幸いです。